リアル3時間の先に見えたもの。

昨日日曜日は久しぶりのM練。
7:00スタートでがっつり走る予定につき、
5:00過ぎには起きてサンドイッチ諸々を腹に収める。


集合場所の吉備SA近くには6:20には着。
早速準備してアップに入るがとにかく寒さが半端ではない。
ちょうど丘の斜面に沿って周回するせいもあるが
陽は射さず、いくら走ってもかじかんだ指先はほぐれることなく、
心拍も上がらず、当然体温も上がらず。


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5周ほど回った7:00前にRフジワラさん到着。
見ればお一人の様子…
覚悟はしていたので想定内ですね。


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そこからは二人で3時間ノンストップ。
佐山丘陵から芳賀、R72経由で空港方面へ。
空港横のトンネルからプッチで登る三段坂を逆に下り、
これまたプッチではいつも下るレスパのトンネルへと上る。


そこから金陵CCへ向かい、勝尾峠までの農道へ。
テクニカルなコーナーとアップダウンをクリアし、
一度R429へ下って、下高田からの吉備街道へと進む。


そこまでのアップダウンの連続でダメージは少なくないが本番はここから。
十文字山までのピークは短いながらも斜度があり、ごまかしの利かない区間
いつだったかRフジワラさん、鷹さん、みやさんらと登ったときは(2年くらい前かな)
序盤から、まったく3人のペースに付いて行けず、千切り捨てにされた記憶がある。


2.5kmほどの上りだが、Rフジワラさんのペースに準じて進む。
当然イーブンだが楽ではない。折れたらそこで終わり、無心で我慢の連続。


帰ってからログを見るにピークまでのxpは269だった。
データ的にはワシのマックスに近い数値。ただうれしいことに
ヘロヘロかといえば、その時点は多少なりとも余裕はあったような気がする。


そこからは一気にR429へ向けてのダウンヒル。脚の疲労を飛ばしながらラインを読んで。


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下り切ってからは通称第2ステージを西へ登る。
正直、ここは最大級の苦しさだった。
ピークまでの20分間ももちろんだが、それ以降のアップダウンのキツいこと。
もちろんほとんどRフジワラさんがペースメイクしてくれたのだが、
付いて行くのが精一杯。前に出るも踏めず。
ただなんとか終点の大和まで辿り着くも、後で思うにこの辺りから
どうもハンガーノック気味に陥っていたよう。


案の定、その後R78を北へ向かい、道の駅かよう横を吉備高原都市へ向かったのだが
高陣山横のピーク手前でついにジリジリと遅れ始める。
いくら瞬きをしても目の前の白いのが治まらない。脚がスカスカになってきたので
慌てて下りでゼリーを1本補給。まさに甘露の一滴。うまい。


その効果はてきめんで吉備高原都市に付く頃には多少回復。
そこからはR72を通り、R429を横切って勝尾峠までのラスト区間
R429までのアップダウンを凌ぎ切り、あとは後楽CCまでの上りで実質終了…


と思って回して回して踏み踏みにならないようにといろいろやってはみたが
想像以上に脚のダメージは大きく、心拍は余裕なれど、とにかく脚が…スカスカ。
最後、後楽CC正門でまったく踏めなくなりジエンド、遅れてしまう。


無念だが、これが実力。


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その後、勝尾峠で合流し、金陵CCまでの農道をダウン走。
もう上げるだけの余力が自分にはなかった。


「沖縄の勝負局面が今日の後楽の上りみたいだったら暗いな」
ダウンしながら、イヤなイメージに苛まれていたが、
Rフジワラさんが


「今日は90点、最後付いてたら100点でした」と。


ことM練に関しては、お世辞を言う人だとは思っていないので
この言葉は素直に受け止めることにした。


決して悪くはなかったんだと。



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練習後はダッシュで仕事場へ戻り、午後から撮影の立ち会い。
夕方からは姉夫婦と夏以来の会食。
うまい料理とうまい酒と楽しい会話に癒される。


幾重にも積み重なるプライベートの案件はまだまだ霧の中。
ただ腐らず、諦めず一歩ずつやるしかない。


その辛苦に比べたら他のことは何でもない。
絶対、糧にしてやろうと思っている。