20年アホなまま。

5:10起床。
外は真っ暗闇。コップ1杯の水を飲み、15分後に出発。
気温は思ったほど寒くはない。



膝の具合が完全ではないのでゆっくりと暖気。
トルクは控えめに回転重視、上りはダンシングメイン。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


年末に向けていろいろ慌ただしくなってきた。
取材も続くし、プライベートの案件も待ったなし。
バタバタするくらいが逆に集中力も高まるので
それも良しと思いつつの毎日。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2周回、ゆっくりと回って3周目に入ったところでゼイダさん合流。
挨拶を交わし、黙々とメニューを消化。


ダンシングフォーム改良中のゼイダさんだが、確かに進化の後が見れる。
4周目のTT区間はムダのないフォームでスルスルと消えて行った。
ずいぶん楽そうに、軽そうに。今度教えてもらいたいな。コツ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5周回終えてそのままセレブカフェへ。
ゼイダさんといろいろスタッフのこと含めて仕事の話など。


話をしているうちにふと気付いた。


「この12月で独立して20年じゃがな…」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


28歳の秋、それまで勤めていた会社を辞める決意をして12月に退職した。
時代はバブル経済が崩壊して、日本が真っ逆さまに転がり落ち始めたとき。


その頃のワシは父親とは絶縁状態でかれこれ3年くらい会ってなかった。
妻と3歳の長男、翌年には次男が生まれるのだが、築数十年の古いアパートと
岡山市内の会社を行き交いながら、現状への憤りと将来への不安、
そしてそれを打破も出来ず、適当に酒に溺れ、アバウトな生活に埋没して行く
自分へのふがいなさに苛まれて、角ありまくりで、まるで狂犬のようだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あ、この話は長くなるので止めた。


とはいえ思い出したことがある。
以下はFBに書きなぐったコメント。

会社辞めて独立して20年ということに気付いた今朝。

ワシはいつ会社を辞める決意をしたのか…
せっかくなので昼飯のとき思い出してみた。

で、思い出した(はや)。

昼飯ですね。昼飯。

当時は上司を先頭に部下何人かがゾロゾロと
くっついて定食やらうどんやらを食べに出ていた毎日。
ワシもその中の一人だった。

繰り返すうちに、ある日、思った。
「自分が好きなモノを好きな時に食べに行きたい」。

そう思い始めると予定調和な毎日の儀式(昼飯)が
とてつもなくつまらないモノに思えてきた。

で、辞表書いた。速攻で。
28歳の秋、結婚3年目、妻一人子一人。

別に仕事内容には不満はなく、
逆に予算の多いメインの仕事を優先的に
やらせてもらっていた(強奪ですね)。

だけど昼飯のときのあの心持ちだけは…
そのトラウマか、いまでも平日に
のんびりランチするのが苦手なんだよな。

あれから20年か。
考えてみるとワシは何も形を成していない。


アホなままだ。


※当時の名刺。机の中にあった。