第48回中国地域ロード:レポ

もう当分、広島は走りたくねえ…。


というか西方面に行きたくねえ…


一夜明けた正直な気持ちです(笑)。


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自分なりにコンディション整えて、こなすべきメニューもこなして、


レーパン他、忘れ物もなく(笑)、ほぼベストな状態で乗り込んだにも


関わらず…結果は


DNF(足切りです)。


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参加したのは「中国地域ロード」


中国5県の県代表選手が郷土の誇りをかけて覇権を競い合うガチンコレース。


自分が出場できるレースの中ではレベル的には間違いなくトップカテゴリーになるだろう。


今年の前半戦はこのレースにのみ傾注してトレーニングを積んできた(つもり)。


なんとか走り切ってチームにポイントを!と万全の体制でスタートしたにも関わらず…


結論から言うと「叩きのめされた」感じか。


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ホームレースでもある広島チームは、全員がエース級といっても過言ではない強力布陣。


おまけに人数も揃っていて盤石。まともにやり合えそうなのは山口のAチームくらい?


エントリーリスト見ていたら、間違いなく序盤からハイペースのリストラが


敢行されるのは必至だろうと。その予想は100%的中した。


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8:00ジャストにスタート。


天気は快晴、風もほぼ無いに等しい。


序盤の下りから、途中の登り返しは、流れに任せて20番手あたりに位置。


先日の広島県ロードのようなトリッキーな動きがなく、


三段坂手前のトンネルまでは落ち着いて走れていた(慣れもある)。


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トンネル前で先頭を俯瞰すると、広島の赤いジャージで真っ赤(笑)。


山口も赤ベースにつき、もう赤のるつぼ。その後のレース展開を象徴していたな。


そんな中に地味なグレージャージが独り。


青Mさんですね(その他の岡山勢は集団中)。


とにかく自分は粘ってついて行くしかない。


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上位選手が平気で登って行くペースもこっちにとってはまさにハイペース。


斜度のキツイ一段目をシティングで我慢しながらクリアし、池横の緩斜面を凌ぎ、


展望台の登りへ。キツいのは当たり前だが、ピークが見えると何とかやり過ごせるかなと


思い始めたら、やはりキツい(笑)。最後はダンシングでピークを越える。


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その後の平地は集団に紛れ込む。


ゴールラインを超える。


一周目は生き残った。Lapは18:45。


やはり18分台。この時点で、すでにかなり集団の数は削られたよう。


残念ながら目に入るグレージャージ(岡山チーム)の数は少ない…


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2周目の下り、慣れもあるのか先日の広島県ロードよりも余裕があった。


登り返しも極力省エネでやり過ごし、周りもよく見えている。調子いい?


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中切れに注意しながら最後の下りを経て、平地区間へ。


三段坂トンネル手前で前に位置するのは、山口・白石選手と広島・小森選手。


紛れもないこのレースの優勝候補のツートップだ。


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二人の動きを見ていたら、何となくコンタクトが取れている?ようで


「行きそうだな」と思ったら案の定、トンネル手前からスルスルと右側を駆け上がり…


それに反応して右列を進んだが、当然ながらツートップの動きに反応する


その他大勢が一斉にペースアップ開始。キツイ一段目がさらにキツく、


ジリジリ後退しつつも二段目を凌ぎ…だったが脚も心肺もすでにレッドゾーン。


池の横で右前方には青Mさん、D241さんの姿。二人もキツそう。


それでも集団の後方にしがみつこうとする青Mさんにこっちも全力でしがみつくが


集団のペースは落ちることなくそのまま展望台ピークを先に越えて行った。


10秒差くらい?でピークを越えるとD241さんの姿はなく、


青Mさんともう一人(山口)の選手と前を追うことに。


その時点で集団は前方にまだ見えていた。


ただ、その差は最後まで詰まることはなかった。


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その後のことは、詳しく書くつもりはない。


オールアウトした脚に集団を追う力はなく、誤魔化しながらパックでついていく状態。


3周目の登り返しでD241さんを含む計3名(広島・島根)が後方から合流。


計6人での追走となるが、思った以上にペースが上がらない。


気持ちとは裏腹に出力は低く、その時ばかりはつくづく地力の無さを実感した。


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5周目あたりから地力に勝る青Mさんが徐々にペースアップ。


他のメンバーは遅れつつも、追いつき、ローテして、遅れつつも、追いつき、


ローテしての繰り返しといった展開。


肉体的な疲労以上に、勝負への緊張感を維持するのに苦労した。


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この坂を越えれば、ラスト1周が見えてくると7周目の展望台をパックでクリア。


平地をローテしながら、ラスト周回、3人残った岡山勢、広島、山口、島根各1人の


パック内でどう動くか。着は当然、ドンケツ近くだろうがDNFも多いので


ここは確実に岡山でひとつでも上に入りたい…などなど思いを巡らせ


スタートゴールラインへ向かうも、なんとタイムアップの宣告…


まったくの想定外、ジ・エンド。


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終わってすぐは、タイム差を呪ったが、


考えてみれば、それがロードレース。


耐久レースじゃないもんね。


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岡山チームはタカハシさん7位、カジタニさん、キシモトくんが完走。


あの状況下で本当に価値ある完走だと思う。


ただし、その他は完走すらできないという厳しい現実。


自分らが思う以上に力の差を見せつけられた結果となった。


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表彰式で広島、山口をはじめ他県の選手を俯瞰した。


海外や学連や全日本クラスで活躍する若くて才能あふれる選手たち。


このステージはもうワシのようなおっさんがのこのこ出てくる場所でもないなと。


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岡山チームは世代交代すべきだろう。


実力と精神力と継続性を持った若い人材に(いるかどうかは別にして)。


もちろん個人的には来年も代表目指して練習するつもりだが


ロードレースへのスタンスは変わる時期に来ていると実感した。


岡山県」の看板と「個人」の看板は重さも質も違うからね。


とはいえ「人生最速への道」はまだまだ続く(笑)。


最後に。


中国地域ロードではたくさんの応援、サポート本当にありがとうございました。