飲屋街のドアの隙間から。
5:10起床。
セレブへ向かう前に仕事場へ。
理由はGarminとライトをPCにつなぎっぱなしで忘れた(充電アホ)。
真っ暗な中を慎重に仕事場まで向かう。
途中、飲屋街のドアの隙間からこぼれる若者たちの嬌声に耳をやる。
クラブ?カラオケ?ホストクラブ?
浮き世を忘れてずいぶん楽しそうだ。
ライトがない分、暗闇が記憶の底を掬い上げるのか。
ふと二十歳の頃の日々がフラッシュバックする。
毎日15:00に出勤して朝までバイト。
昼間、寝ないまま波乗りに行ったり、アパートに帰らず、
フラフラと捨て犬のように歓楽街を徘徊したり。
その日知り合ったばかりの人の家を点々と渡り歩いたり。
それでも疲れたという記憶がない。
体力だけはあったということか。
それをほぼ4年間続けたな。
結局、奇跡的に就職が決まってしまい、
4月1日から岡山の会社に出勤(研修はすべて不参加)だというのに
3月31日の朝まで六本木の悪の巣窟のような場所で泥酔していたが、
なんで帰ったんだろう。岡山には快楽のかの字もないし、女もいないのに。
不思議だ。
そんな男が30年後、朝の5時から起きて寒い中、ロードバイクを駆るの図。
ありえん、ありえん、いやアリエール…
おまけにブログとか書いているし。
ありえん、ありえん、いやアリエール…
でもあのまま東京にいたらどうなっていたんだろうか。
たぶん今頃は、バンコクかマニラかクアラルンプールあたりで
ブーゲンビリアに囲まれて暮らしているのでは(なんで)。
・・・みたいな感慨。
また夢想癖が…
そんなことグダグダ考えながら
ライトとGarmin装着して再出発。
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現地に到着後、周回を始めると早速前方から2つの光跡。
青Mさんとオハラさんですね。
これが今のワシの現実だ。ありがたい、今日も一人じゃない。
いろいろ話がしたいが寒さで口がうまく回らない。
プッチジャージに薄手のベストだともう厳しいな。
1周目のTT区間(TTはしてないが)は250〜260wくらいで。
青Mさんもオハラさんも絶妙なペースメイクで合わせてくれる。
緩斜面に入るとまたまた前方から光跡、今度は1つ。
ライトの位置を見ると…ゼイダさんですね。
軽く挨拶を交わし、2周目へ。
気温が低いので膝の可動には特に注意しながら進む。
超絶的に美しい朝日。
2周目ボチボチ、3周目ちょっとガッツリ。
その後はセレブカフェでゼイダさんとたわいのない会話。
これがワシの人生。
悪くないがな。
明日はロクバン→金甲山。