四国遠征最終日:大晦日

室戸岬の夜はすさまじい風が吹き荒れ、夜中に何度も宿が揺れるのが分かった。
晦日の夜に南の果ての岬にいるのだなと思うとなんともいえない感慨。思い立つと
つい、ふらふら出かけてしまう性分は治らない。コタツに入り、こちらでしかたぶん
売っていないであろう土佐鶴の焼酎(日本酒ではなく焼酎です)室戸の深層水割りを
ちびちび飲みながら何年かぶりに「レコード大賞」を見た(岩崎宏美の思秋期は名曲だな…)。
朝は、それこそ風の音で目が覚めた。焼鮭と目玉焼き、炊き立てのご飯と味噌汁、焼き海苔という
定番的日本の朝飯を食べ(うまかった)、高知へ向かって出発する。
風が直接吹き付ける西側の海岸は、白波がたって大荒れ。天気はいいのだがさすがに自転車に
乗ろうという気にはならない。途中、割烹着を着たおばちゃんが向かい風の中、自転車を漕いでいたが
マイケルジャクソンのムーンウォークみたいに後ろに下がっているんじゃないかと錯覚するようなのろさだった。
ところどころある道の駅でお土産を買う。手作りの芋けんぴイカ、トロさばの一夜干し、などなど。
南国ICから高速へ入る。途中の四国山地あたりでは粉雪が舞っていた。気温も0℃。
ちょうど昼あたりに香川だったので、せっかくだから年越しうどんを食べに行こうかと
善通寺ICで高速を離脱。一昨日行った、長田うどん(まんのう町)から暖簾分けした
長田うどんin香の香へ向かう。ちょうど正午だったせいもあるのか駐車場はいっぱい。
店の入り口には行列。ここまで書いて「笑ってはいけないホテルマン」が佳境に入ってきた。
また、あとで書こう。