ロードM練:BRIDGESTONE藤田氏との僥倖。

13日(土)は「さわやか早朝クリテ」の後、仕事へ。
先週取材の連続で手が付けられなかった案件の下準備だけを黙々とこなす。


窓から見える西川の穏やかな木々に目をやる。


そろそろ新緑の季節。


ベンチに座ってのんびり文庫本でも開きたいな。


酒ではなく珈琲でも飲みながら(←ここ重要)


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と思っていたがすっかり夕方まで仕事となってしまい、


我がささやかなる目的は霧散した。


気候のいい時にぜひ試してみたい。


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明けて14日(日)は密かに愉しみにしていた「ロードM練」
最近、Wave方面ともご無沙汰気味だったため、久しぶりにRフジワラ店長はじめ
ロード隊メンバーと走れるとあって週の初めから愉しみにしていた。


天気も良さそうで、コースも昨年秋以来の吉備高原
そして何より、特別ゲストとしてBRIDGESTONEアンカーの藤田氏が
ご一緒してくれるという僥倖(あ、ミジンコさんも特別ゲストですね…)。


その上、国際耐久一週間前ということで、店長からもMモード解禁の予告。


前日の「早朝クリテ」後はダメージを最小限にすべく、
アミノ酸たんぱく質とオイルマッサージで、しっかりリカバリーして昨日を迎える。


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↑「道の駅かよう」にて。


【総括】

まずはRフジワラ店長のコースディレクションは完璧だった。


総社→R180→豪渓→大和→賀陽→下竹荘郵便局→R484→道の駅かよう(休憩)
→R57(広域農道)→R429→ももぞの学園→池田→秋葉山

まさにThis is Waveといったコースレイアウト。
路面も自然も文句無しのルートだったが愉しむ余裕はあまりなかったな…


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アップ区間のR180を右折し、R57へ入った頃から集団は徐々にペースアップ。


若干のアップヒルを美しいトレインがスムースなローテで駆け抜けていく。


池田小学校を過ぎ、豪渓への登り口あたりから先頭のローテメンバーが限られてくる。


美しい渓流を左手に見ながら(見てないけど)、イーブンペースで。


中盤過ぎからは藤田氏、Rフジワラ店長、ワシの3人パックに。


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藤田氏は小柄ながらいかにもクライマーといったオーラ満々。


こちらが思う以上に重めのギアをグイグイ回しているのが意外だった。


Rフジワラ店長にも言えることだが、二人とも軽量な上、コア(体幹)が


人一倍強いのだろうキツイ局面でも回転に澱みがなく、トルクが落ちることがない。


絶好のお手本たる二人のペダリングとフォームを見ながら、


なんとかラストの吉備高原GC横を凌ぎ切り、パックのままピークへ。


即クライミングリピート。


【豪渓ステージ】
12.9km 26:05 xp243 Ave.HR152 cd98 Ave.spd29.8


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あとから登ってくる、ロード隊メンバーのかなりがすでにゾンビ初期化。


一発のアゲで各人疲労の色が濃い。まだ開始30分なのに…


それに比べて女将と美アンキさんの涼しい表情…地脚が違う?


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大和郵便局をリスタートしたトレインはR78を北上し、賀陽庁舎から下竹荘郵便局方面へ激走開始。


クローバーさん、ミジンコさん、ホリさんあたりがローテに加わる。


この区間…ログ見たら


基本、下り基調ながらも大和郵便局から下竹荘の信号までの14.3kmのAve.spdは39.8km/h


平均心拍は158だったから豪渓ステージより高い。


キツイはずです…

【大和→下竹荘区間
14.3km 21:54 xp223 Ave.HR158 cd100 Ave.spd39.8


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参考までに上記データを記載したが、大和から下竹荘、道の駅かようまでの区間はノンストップ。


信号右折して「道の駅かよう」までのダラダラとした登り(5.6km)は豪渓とその後の


高速ローテで削られた脚にはダメージ大。ひたすら「忍」の一文字。


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藤田氏、Rフジワラ店長、クローバーさん、ワシの4名で登りローテ。


「そういえば昔、ここでN村さん、店長、マーシーさんの4人で悶絶ローテしたな」とデジャヴ。


メンバーは違えど、状況は同じ。自分へのミッションは必ず道の駅まで粘り抜くこと。


何度かリミッターいっぱいいっぱいの局面もあったが誤魔化しつつ、やり過ごしつつ


ギリギリしがみついてピークへ。


即クライミングリピートで乳酸を飛ばす。

【下竹荘(信号)→道の駅かよう区間
5.6km 10:56 xp247 Ave.HR164 cd98 Ave.spd30.7


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リピートの際に、藤田氏と初めて言葉を交わす。


練習時の出力域、パワーウエイトレシオに付いてなど。


藤田氏は5倍が担保できない限りレースには出ないそうだ。


それが一流選手の矜持か。


ワシに換算して295。一生レースには出れませんね…


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道の駅かようでは、ゾンビ化した面々がしばしの小休止。


ダメージは大きいがそれぞれにやり切った感あり。


でもMの本番はこれからなんですよね…


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道の駅かようから一度、大和郵便局へ戻り、そこから広域農道をR429へ。


序盤の登りでトレインはあえなく崩壊。クライマーのキリシさんが果敢に粘っていたが


その後、遅れてしまう。


そこからは再び、3人パックで。


微妙な登り返しの際に、脚へのダメージを実感。シグナルは黄色から赤に近く…


それでもここで切れたら下りで追いつくのは100%不可能。


オールアウトしようが下りに入るまでは粘るしかない。


広域農道を凌ぎ切れば、最後まで行ける確率が一気に上がる。


もうワシ的にはほとんどレースモード、お二人は余裕だろうけど。


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一番キツいトンネル手前で前を行く二人から少し遅れ始める。


二番手につけていた藤田氏がチラリ振り返ってこちらを見る。


先頭を牽くRフジワラさんはまったく振り返ることもなく猛進中(笑)。


「もうここまでか」と思った瞬間、


藤田氏が若干スピードを緩めてくれた。


「ブリッジかけてくれている」


そう分かった瞬間、腰を上げてダンシング。


一気に間を詰めて再び3人パックへ。「ありがとうございます」と一声。


ピークを凌ぎ切り、その後の下りを最高67km/hでダウンヒル


ギリギリ生き残れた。


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駄菓子菓子…


軽量3人組につき、いくら踏んでも70に達することはなく(笑)、


そのままR429へ。


ももぞの学園へのダラダラ登りへ突入する。


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峠の茶屋まで約6.3km。


もうまともに回せる脚はない。


緩斜面が緩斜面とは思えないほど、全身に疲労感。


もう義務的に、機械的に、ペダルを回し続けるのみ。


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中盤あたりで藤田氏が


「ペース落とします」と後方へ。


※終了後、蕎麦屋にて「脚が攣りそうだったので…」と言われていたがウソだと思う。
 頭のおかしい二人に付き合い切れんかった?


そしてその後もRフジワラさんのペースは一向に緩むことなく…(笑)


そしてそこからは二人パックの予定が、ピーク前でこっちは撃沈。


即クライミングリピート。


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リピートしてみたら藤田氏に連れられてタケッチの姿が…(やるじゃん!)。


その後、モリワケさんやらロード隊も続々と上がってくる。


峠の茶屋手前でRフジワラ店長に強制アシストを施されたタケッチが


一世一代の線香花火アタック!


なんと藤田氏を捲り上げてピークへ先着!


どんだけ失礼なんだよ〜(ゲラゲラ)


本人いわく…


「塾長の強制アシストが入ったので…」だって。


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ラストの秋葉山では、終始鳴りを潜めていたミジンコさんがくまもんアタック!


駄菓子菓子…集団は完全スルー。


トレインからは「撃たれるなよ〜」の呼びかけが。


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↑終了後は藤田氏、ロード隊メンバーと蕎麦屋へ。


吉備高原に遺棄されたメンバーの消息をスマホで確認しながらの会食。


藤田さん、ありがとうございました。


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結局、昨日は3時間のロードM練だったのだが、


データベースひも解いてみたら、


昨年の「中国地域ロード(島根おろち湖周回)」と数値的にはほぼ一緒だった(笑)。


時間、平均出力、xpなどなど。


ロード隊の面々、少しくらい遅れたからといって凹む必要一切なし〜


そのレベル域の練習なんだからねえ。


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その後、帰宅して墓掃除などなど。


そして夜は延々5時間、ビール&ワインを飲みっぱなし。



女将の一刀両断トークとゼイ田さんのドンズバトークに大笑い。


よく遊んでもらった一日だった。