2013西日本チャレンジサイクルロードレース:レポ

今シーズンの開幕戦となる
「西日本チャレンジサイクルロードレース」A-Mに参加してきた。


結果のみ先に(いつものことながら広島車連は仕事が早い、素晴らしい運営力)
「2013西日本チャレンジサイクルロードレース:リザルト」


着は低いが正直、思った以上に走れたので手応えとしては納得。
昨年は天候の影響もあったが、それ以前に1周目の三段坂時点で
まったく集団のペースに無抵抗、付いて行けなかった。
要は身体ができていなかったんだな。


だからといって3月から無理に上げることはできないので、
昨年12月からこの3月までは、膝をかばいつつ、食べつつ、飲みつつ、休みつつ、
練習しつつ、加齢と付き合いつつの日々だったが自分的には手応えは感じていた。


それを客観的にジャッジするためのレースが今回の西チャレ。
最後までレースモードを維持できる体力・精神力が現時点で
どの程度自分にあるのか、それともないのかの判断。


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前置きが長くなった。


レースはいきなりカイルさん(チーム岡山)のファーストアタックから始まる。
たまたま近くにいたので流れのまま2番手で付いていく。後ろは当然棒状一列。


前方20mくらいか、高速で下りつつ、登り返しでも、しっかり踏み続けるカイルさんの
ペダリングを見て、「これは当分行く気だな」と判断、こっちはペースを落とす。
サッと左レーンへ。


その後、先導バイクが最大30秒の差を告げる。「結構逃げたな」
そこからは10番手辺りで大人しく省エネ走行。三段坂手前のトンネルで
前を行くカイルさんの姿発見。大集団はイーブンペースで登りへ。


周りを見ると顔見知り(マーシーさん、ゼイダさん、チーム岡山全員、ユニベール等)は
当然のことながら全員確認OK。


展望台の登りもペースはさほど上がらず、その後もダンゴ状態のまま1周目を終える。


1周目Lap 20:30


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2周目の下りに入るとさらに周りの状況が見えてきた。
リスキーな人をなるべく避けるようにはしていたのだが、
何でもないところで後輪を流す輩が二人前にいて気持ちよく下れない。


「失敗した…」


微妙にマージン取るたびにジリジリ番手を下げてしまい、
結果的に登り返しあたりで20番手以下に下がってしまう。
この辺りがヘタクソというか、課題だねえ。


登り返しで空いたレーンから少しずつ前へ上がっていく。
もちろん無理はしない程度に。


自転車親父さん、ゼイダさん、カイルさん、D241さん、
マーシーさんの近くへこっそり滑り込む(ここで休憩)。


その後も途中、五月雨式に単発的な上げ下げはあったが
集団はダンゴのまま三段坂へ。ここも淡々とクリア。
ワシ的にはもう少しペースが上がってくれた方が後々いいんだが…といった体感。


そう思案していたら展望台からの下り基調で隣にきたゼイダさんが…


「D241さんがアウターに入らないらしいです」ってコソッと。「えっ!」


「優勝候補じゃろ〜」


ワシにできることは何かないかかなり真面目に
必死で考えたが、そこでは思い付かなかった。
というかなかったな。


2周目Lap 19:57


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3周目に入ると集団もさすがに緊張感が増してきた。
動きが目立つのがチーム岡山勢とユニベール。
全員知り合いなので当然と言えば当然なのだが…どっちも目立ってたなあ。


自分状況としては、心拍的にも脚的にもダメージはない。


下りも2周目のミスを考えて前に上がって下り口に入った。
10番手くらいか。やっと気持ちよくコーナーをクリアし、
少し長めの登り返しに入ったあたり…


右前方からチーム岡山ジャージがアタック。


「来た!D241さん!」とすぐに察知するも身動きとれずで反応できず。


実はここの登りは先日の広島練でギリギリまで回すイメージを練習していた区間(キツイからね、ここは)。
内心は、ダメ元で反応してみたかった(はい!タラレバ…ロードマン名物タラレバ痛め!)


そのままD241さんの姿はするすると遠ざかる。その時点で追う者はいない…
と思ったらユニベールがとさやんさん筆頭に追走体勢に。


「いいね、いいね〜」


レースしてます感満点。
逃げたのがD241さんじゃなかったら追走ミッションに加わってみたかったな。


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そして下りをクリアし、集団はいよいよ三段坂へ。
この辺りになると周りがピリピリしてくるのが分かる。


みんな殺気立っているのでハスられるのだけは避けたいと
ラインを探しつつ体勢キープ。


と思ったら一段坂で右後方から「ガッシャン!」と乾いた落車音。
罵声と怒号に煽られて集団はさらに緊張度を増す(そりゃ怒るわな)。


一段坂が終わる手前で二人がアタックをかける。
それで一番に反応したのが…官能スプリンターことゼイダさんですね。


「キタ〜!これに乗るしかない!」


自分的には今回のレースの定点観測はD241さんとゼイダさんのポジション。


この冬に進化を遂げたゼイダさんへの「コバンザメ戦法」。
これも戦略です(戦略か?)。


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さっきログを確認したら
3周目の三段坂は…


Ave.pw287でしたね。時間は5:04


ワシ的にはいっぱいです。
ウミガメ涙走行で付いたけど。


その後のことは結果通り。


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あ、レース終了後に
たくさんの人と無事を讃え合い、健闘を讃え合い、もちろん祝福したりなど。


ただね。


性格がひねくれたワシだから言うけど、


昨日のレースで一番印象に残っているのが某盟友のこと。


普段温厚な彼が顔を真っ赤にして


「なんか悔しいです、悔しい」と。


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マチュアとはいえ、勝負事だから。


そりゃ男なら負けたくねえよな。


彼とは「これから、がっつり練習するで!」と言って別れた。


駄菓子菓子…
その後、ワシは尾道で珠玉のワッフルとサンドウィッチを食した(美味しいからねえ)。


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いろいろな人と会えて、今後また新展開が生まれそう。


今シーズンのメニューもほぼ順調に消化中。


4月に向けて新メニュー考えたい。