マカロンを見ると…

今日は朝一番に倉敷へ行く用件があったので
久しぶりにクルマではなく山陽本線で往復。

ガタンゴトンと進む各駅停車の窓から山陽路をのぞむ。
風は冷たそうだが、どうやら少しだけ町の光が春めいてきた。

それにしてもマンションが増えたなあ。
特に中庄あたりは…。

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昨夜はタイムの送別会とジャンボの転職場祝い。
この春から岡山を離れ、妻と幼子を連れて東京へ行く。
日本橋の病院に勤めるそうだ。

二人に初めて会ったのは確か4年前。
彼らはまだ大学生だったと思う。

破天荒に見えて実はしっかり者のタイムと
大人しそうに見えて実は無頼派なジャンボ。

二人を見ていると遠い記憶の彼方でわずかに光る
我が青春時代の残り火を見ているようで何とも微笑ましかった。

二人のことで今も忘れられないのが
知り合ってから迎えた初めてのワシの誕生日に
いまだにその動機がまったく不明なのだがプレゼントをくれたこと。

プレゼントは確か練習会のあとに二人揃って手渡ししてくれた。
「誕生日おめでとうございます」と。

プレゼントはなぜかワシの大好物のマカロン詰合せ。
鮮やかな色合いのマカロンと坊主頭の大学生の二人のイメージが
マッチせず、何より45歳のおっさんに22歳の若者が贈る
誕生日プレゼントが…色とりどりの美しい小さなマカロン

親子ほど歳が違うのに、ずっと不義理をしていたのは実はワシの方で。
昨夜は二人にお粗末な、だが心ばかりの門出のお祝いを。

好物のマカロンを食べるたびにタイムとジャンボの
アホ面を思い出してしまうというのも一種のトラウマか…

医療のプロとして日々研鑽を積む二人をワシはリスペクトしている。
骨太に精進してほしい。

駄菓子菓子…
ロードバイクだけは二人が束になってかかってきても
ワシは牽き千切るけどね〜あと3年はね。