組織論的に思考してみた。

今日はお誂え向きに朝から雨。
天の神さまからの「少しは頭を冷やせ」とのお達しだろう。


プチモニスタたちのブログに書き記された2日間の練習の模様を
楽しく読んだが中でもD241さんのこの一文にはちょっとピンと来るものがあったな。

「自分が強くなる為の場所そのものを作り出している訳で、
 新しいムーブメントそのものを作る手腕に、いつも驚きを隠せない」

これはある意味、プッチモニの発作的創設者である(そんな大した創設でもないが…)
Zeidaさんとワシに向けてのコメントなのだが、こういう捉え方もあるんだなと
読んだときは目からウロコだった。


なるほど…


折角なので久しぶりに思考してみる。
ワシの場合、自分の身体能力、年齢から考えた伸びシロ、性格、生活条件(仕事、プライベートなど)を
考慮したとき、決して「持久力系スポーツ」を継続的に続けていく要因が満たされているとは言い難い。


しかしながら昨年の秋くらいかな。父親のことなどもあってマスターズをDNSし、
中山耐久やMF奥吉備あたりを走った頃から「現状の走力ではどのレースに出てもそこそこで終わり」と判断。
練習の強度と効率と頻度を再考して肉体改造からやらないと前も書いたが「そこそこ走れるaka-madoneさん」で
終わりだなというのを痛切に実感していた。


何事も「そこそこ」がキライな難儀な性格…(そのために何度も痛い目にあってきたが…)


そこでアドバイスを仰いだのがRフジワラさん。
聞かれたのは「どのレースを狙うの?」というシンプル極まりない質問。


そのときワシが口にしたのが「マスターズ」と「おきなわ」というターゲット。
Rフジワラさんという人は極めて論理的思考の持ち主で、明快に目標レースを設定したら
そのターゲットにのみを注視したトレーニングメニューをプランする方。
それを具体化したのが、あの「M練」…。


話が長いな。
その後のM練についてはブログに書いてきたとおりだが、
要は何がいいたいかと言うと、ワシの場合は一人では強くなれないということ。
これは性格含めたすべての条件に起因している。
(いやこれも誤解があるな。一人でもそれなりには強くはなれるが自己満足の域を出ないということ)

一人じゃ強くなれない47のおっさんが、でも強くなりたいと思っている。
ならどうすべきか、自分より強い人を巻き込むしかないじゃないか!

ワシの周りを見渡せばソロ練習のみでも強い人はいる(みや長官とかJINさんとかね)。
でもあの二人は性格的に特別で、彼らと同じことは常人にはマネできない。


プッチモニについても一貫して変わらない定義は
「ウィークデイ早朝に短時間で効率よく、レースで上位を狙うための高負荷練習(自分比)」
それに今のメンバーが賛同し、お互いに脚質を活かした出力キープで研鑽し合っている。


仕事でも自転車でも重要なのは環境。
ただ環境というのが難しいもので、ただ単に居心地がいいといった類ではダメ(経験上)。
環境とはすなわち組織なんだけど、M練にしてもプッチモニにしても
お互いの長所や短所をパズルのように補ってパーツとしては小さいけれど
総体としては盤石なものになっている。もちろんM練に関しては
Rフジワラさんというベースがあっての話だけれど。


考えてみればレースだって、一種の「組織」だからね。
集団コントロールなんて、指揮系統の最たるもの。
ひとつのプロジェクトをディレクションしていく過程とよく似ている。
M練やプッチモニの運営もね。


支離滅裂な話になってしまったが…
ロードの練習会ひとつにしても視点を変えてみるとおもしろい。


プッチモニに関しては個人的に「来てほしい人」「来るべき人」が何人か浮かぶ。
ただこれも個人的な意見だが最近の走行データから判断すると
カバヤ区間をAve40超でクリアできるパワーとテクニック、判断力が不可欠。
全員が安全にかつスムースにオールアウトするには最低限のコードかな。


では仕事に戻る。