鬼がらみ練2連チャン

【11日(水)】
朝の早島は今だ静寂の中。わずかな命を惜しむかのように鳴き続けるセミたちの声。
R2から聞こえるトラックの喧騒。どちらにしても夏の朝は命の鼓動に満ちている。


時計のデジタル数字は5:30。静寂を楽しむのはここまで。前方より黒いSCOTTを駆り、
白いWaveジャージを羽織った鬼が登場。それから1時間と15分。


牽ずり回され、千切り捨てられの図。手負いの鬼ってどこが手負いなんだろうか。
「1ヶ月乗ってないから…」ってワシの立つ瀬がねえじゃねえか!


夕方、自宅近くの墓へ花を捧げに。
ご先祖様に日本国の安泰と繁栄、赤マドンの走力アップを祈念する。
夜は、鯛とアジの塩焼きでビールと焼酎。泥のように眠る。


【12日(木)】
時折、窓に吹き付ける突風。幸いにも雨音は聞こえない。
デジタルの目覚まし時計に目をやると4:30…
今日は人工島での周回練習。速攻で立ち上がり、モロヘイヤと山芋入りの卵かけご飯を
流し込み、人工島駐車場へ。厚い雨雲が流れるが雨粒はなし。よしいける!


《最終参加メンバー》
■Rフジワラ
■灰色ウサギ
■カイル
■とりっかーず
■丸福
ヤマギワ
■赤マドン


もうキーボードで打つだけでお腹いっぱい。紛れも無くA決勝ですな。
フジワラ塾長の訓示の後、7名のアホアホローディがアホアホトレインを組んで周回コースへ。


なんとタケ爺がわざわざクルマで見学に…。タケ爺も爺ながらほんまもんのアホだ。


ところが逆風吹きすさぶ人工ブリッジを登っていると反対車線に一台ローディの姿。
「こんな朝から練習している人がいるんだ」とよくよく見ると…白いクライン?アレ?


緑ジジイじゃねえか!



え?なんで?ソロ練?なんで反対車線?それもワシらに気付いているくせにまったくの無視?なぜ?



まさに「一目散」という単語を擬人化したような緑ジジイの動き。
風速は10mを軽く越え、ときおり突風が容赦なくカラダに叩きつける。


ブリッジはあまりにも危険なので今日は沖のショートコース(約3km)を
ソリアレベルでまずは30分!との塾長の言葉。


皆生完走鉄人タケ爺がスタートゴール地点でアホアホの隊列に目をやる。
なんか自然災害かなにかを見に来ている物好きのようだ。


と左に目をやるとグレーのステップワゴン…。緑ジジイのイカ搬送用いや自転車用クルマじゃないか。
まさか、この天気の中をソロで練習していたのか?


そうこうするうちにトレインはペースアップ。最初から予想通りのハイペース。
上級者ばかりなのでローテもスムースかと思いきや、強烈な向かい風区間は風に押されてトレインヘロヘロ。


2周目を回ってスタート地点に戻ってみると、緑ジジイがクルマに自転車積んで撤収中。
結局、言葉を交わすこともなく、立ち去っていくの図。こっち見て二カッとしていたがまったく挙動不審。
塾長が練習後に「あれはいったいなんだったんでしょうかね」とストレートに表現していたのにワロタ。



3、4、5周と一瞬足りとも気が抜けない展開。後半に入るとさすがにカイルさん、灰色ウサギさんが
ジリジリとペースをコントロール。ちょっとでもトレインがペースダウンすると「先頭変わって!」の鬼の声。


一人千切れ、二人千切れと嵐の人工島は、阿鼻叫喚の様相を呈していく。
結局7周回で第1セット終了。


2周ダウンした後に今度は5周。
復活した丸福さん、とりっかーずさんの健闘もあって、さらに高負荷トレインに発車がかかる。
で、いっぱいいっぱいのワシは周回を数え間違えて、集団から千切れるの図(皆さん失礼しました。あるまじきミス)



【総括】←帰ってからのスーパードライがめっちゃウマ!
全員、ボロボロになりながらも走りきった充実感に酔う。
カイルさんの強烈アタック、灰色ウサギさんの立ち上がりの凄さ、丸福さんの高速巡航、
りっかーずさんの奮迅の走り(塾長がほめてた)、ヤマギワンの粘り、塾長の底知れぬロード魂…


わずか1時間だったが、永遠に続くかのような1時間だったな(続いてたら死んでるけど)。


マスターズまでにまたやりませんか?皆さまのお越しをお待ちしております。