中山カートクリテ:レースレポート

昨日の激闘から一日経った。本来なら今日は人工島あたりをリカバリーの予定だったが、
諸事情あってWAVE岡山支部主催のグルメライドにまったり参加。
って結果は、まったくまったりではなく、初お目見えのゴジラ君(FREESPEED)の親父狩りに遭う。
その件は、明日にでも記載するがとりあえずは昨日のレースを振り返ってみる。


【中山カートクリテ:プラクティス】
まず、プラクティスとは予選3組を振り分けるための試走。持ち時間は15分で
その間なら何周でも走れる(1周でもOK)。そこから計測された各人のベストラップタイムを
1位から57位まで並べ、3組に振り分ける。走力的にほぼ均等な組み分けが可能で
よく考えた方法だと思う。


そして予選3組(各18名?)の上位6名がA決勝へ進出。7位以下はB決勝、C決勝へのエントリーとなる。
もちろん目指すはA決勝。ただ、クリテは一瞬の迷い、アタックへの対応、アクシデント等で順位が
簡単に入れ替わるだけにプラクティスのタイムがそのまま反映されるとはいえない(実際にそうなった)。


結論から言うと、プラクティスはワシ的にはそこそこがんばったが、丸福さん、ミジンコさん、ヤマギワンの
高速トレインにコーナーで付いて行けず、ジリジリと遅れるの図(泣)。ただ結果的には予選はミジンコさん、
ヤマギワンと同組の3組目となったがスタート位置は2列目。そんなにも悪くはないタイムでほっとした。


【中山カートクリテ:予選15周回】
今回、WAVEからは丸福、ヤマギワン、KUNI、ムロッチ、ワシの5名がエントリー。
予選1組のKUNIさん、ムロッチさんは余裕のレース運びでA決勝へ進出。鈴鹿けいはんなでの
経験が豊富な2人だけに集団内での位置取りもそつなく危なげない展開。さすがだったな。


予選2組には、今回のエース丸福さんが登場。緑兄さん曰く「プラクティスの走りを見たら、コーナーリングの
うまさは丸福さんがダントツじゃ!ほんまキレイじゃから。それに比べて赤マドンさんは…」ってうるせ〜!


ポールポジションに陣取る丸福さん。アクシデントさえなければ余裕でA決勝と思っていたら…。
先頭集団が周回遅れの斜走に巻き込まれてクラッシュ。順調に前を走っていた丸福さんは遅れて6番手に。
なんとか6位でゴールしたがひやひやものだった。とりあえず無事で一同安心。


予選3組目。タイム的には5番手のワシ。とはいえ6番手には毎月2000Kmを走り、
毎日遥照山を登るアフォウ鉄人イノウエさん(たまたま一昨日に知り合いました)。
って冷静に考えたらやばいじゃねえかあああってスタートのときに気付く(遅いわ!)。
ワシだけA落ちは…かっこつかんなあと一瞬「お家に帰りたい症候群」の兆し…。



駄菓子菓子、ここでイシイ君のように挙動不審になると、完全に甘く見られるのであえて余裕の表情を保つ。ふ〜
スタート30秒前、15秒前。意識を丹田に集中する。スタート!クリートは一発OK。1列目のミジンコさん、
ヤマギワンが予想通り先頭でペースをつくる。絶えず6番手以下にならないよう、前後の位置関係を意識。


ここからは記憶があいまいなのだが(なにせ展開が早いので…)、途中、何気に前に出たら脚が良く回るので
そのまま何周か「なんちゃって逃げ」を実施。ま、どのレースでも良くある目立ちたがりのパターンですな。


ただ今回、自分を自分で褒めてやりたい(どっかで聞いたことが…)のは、最終周も逃げてとりあえず1位で
ゴールしたこと。予選だから別に1位になる必要もないのだが、レースで1位(しつけ〜)は初めてなので
改めて自分をほめてやりたい(ほんましつこい)。



【A決勝進出】※知り合い列記。漏れがあったらスミマセン。
ミジンコさん、石川さん(カヤマR)
おにいさん、おにいさんのおにいさん(FREESPEED)
N西さん(チーム岡山)
丸福、KUNI,ムロッチ、ヤマギワン、ワシ(WAVE)




【A決勝前よもやま話】
スケジュールを見るとA決勝は15:00くらい。時間はたっぷり。
こうなると応援団の皆さんの存在がありがたい。


ストローハットにサングラス、半パン姿の緑兄さん。
どっから見てもローディーには見えない。完全にイカ焼き屋のオヤジ。
盆の中山もイカ仕入れて来るそうだ。


そういえば予選が終わった後に、ピットの周りをダウンしていたら
某関西の強豪チームのジャージを着た方が「スミマセンでした」と頭を下げてきたので
???に思っていたら、あとで聞くにヤマギワンがその方にプチアドバイスをしたらしい…。


ヤマギワン曰く「一度も牽いてないのに最後に前出たから」だって!こわ!
改めて昔からの古い知り合いでよかったと痛感。集団のいじめっ子は竹を割って砕く性格だ。


決勝まであと30分。ピット内にも徐々に緊張感が高まるの図。
準備をしながら、ちらっとイシイ君に目をやると…お〜い!寝とるがな。
「走ってねえのになんでコイツ疲れとんねん」…全員大爆笑。
銀マットの上で寝ているイシイ君の姿…サヨリのホイル焼きみたいだった。




【A決勝】
予選は1位で通過したとはいえ、エントリーを見ると確実にワシより実力のある面々がずらり。
テクニックがない分、後半がきついかなと予想したが、しつこく食らい尽くしかないと再度認識。


光栄なことにスタートは第1列。その上、みむtさんがチーム名と名前を観客に紹介してくれた。
「1列の人は積極的に牽いてください」と現役実業団選手らしい励ましのコメントに見送られてスタート。


気温も30℃を軽がる越え、路面は反射熱で灼熱状態。2周目のS字カーヴまで先頭を走り、その後、撃沈。
7番手あたりで心拍と脚の調子を分析。「しんどいじゃねえか」。あきらかに予選よりはキツイ。


ミジンコさん、ヤマギワンが果敢に先頭を牽くのを後ろから拝見…ってしんどくて前に上がれない。
「落ち着いて、呼吸を整えよう。辛抱していれば必ず心拍は落ち着くはず…」
10周、15周。あとで緑兄さんが言っていたが「コーナーの度に2〜3m置いておかれて
そのたびに脚使って…見ていてかわいそうじゃったわ…」ってうるせ〜!


本命のチーム岡山N西さんが逃げに入る。そしてもう一人。ほどなく、しびれを切らしたのか
ミジンコさんがえらい勢いで合流。行きたいけど、行けない。というか行くと必ず終わりそう。
それだけは確信があった。ここは我慢。我慢。そうしているうちにライト10周。


相変わらずコーナーの度にプチインターバル。がそれも慣れた。ちょっと踏めば追いつけるから
あせってコーナーを攻める必要もない(後ろの集団は最悪だったろうが…)。


やっと心拍が落ち着く。N西さん、ミジンコさんの逃げ集団は???あれ意外と近いじゃないの。
半周ほどペースを確認したが、ちょっとがんばれば追いつけるかも。ラスト何周目だったかは
定かではないが、思ったよりすんなり、先頭集団に追いつく。


ラスト5周。早過ぎると思ったが、前に出る。N西さん、ミジンコさん、ヤマギワン、
グランデパール?、黄色いジャージの方、千葉の方(2位)、FSのお兄さんなど、
とうとう役者が揃った感。2週ほど?牽いて先頭交代。


ワシ的にはここが最大のポイントだった。先頭から下がるときに、かなりきつかったが
2番手につく。ここで下がったらダダ抜きされると気配で分かったので強引に隊列に割り込む。


いよいよラスト周回。ホームストレートで右からミジンコさんが強烈アタック。
前に千葉の方、もう追うしかない。S字カーブを慎重に…その後、コーナーから立ち上がるときに
後方からカシャーンと乾いた音。落車だ。チラ見するが誰かは分からない。


前を見る。ミジンコさんと千葉の方との差は…半周で追いつくのは難しいか。
最後のコーナーをさらに慎重に周り、ストレートへ。前方でミジンコさんのゴールが見える。
やってくれたな。強かった。ワンツーしたかったが、3着か。でも上出来だ。


【総括】
有力選手のアクシデントがあったが、ワシとしては本当に上出来のレースだった。
ヘタクソなオッサンライダーが、あのテクニカルなコースをと思うと感慨深い。


一緒に走ってくれた参加者の皆さん、大会運営の協議会の皆さん、
そしてお笑い応援団の皆さん、ありがとうございました。
表彰台ではしら〜としていましたが、かなりうれしかったあああ。


長く生きてりゃいいこともあるかな。悪くない1日だった。