参加者の横顔

2010年も半分が過ぎた。この歳になると時の経つのが本当に早い。
さて今日は、上半期の締め、かつ老後の楽しみとして、昨年から今年に
かけて出会った素晴らしきローディーたちの人物像を書き留めておこうと思う。
第1回目の今回は週末の人工島練に参加表明された方の横顔。当然だがあくまで私見
年末には「赤マドン評:自転車人物図鑑2010(仮)」を発刊の予定。

【7/11(日)玉島人工島バター練】
※参加者の横顔(参加表明順)7月7日(水)18:00現在


〈Rフジワラさん〉
数々の逸話に彩られた伝説のローディー。そのストイックな姿勢は容姿とあいまって
各方面から「鬼」と称される。リタイヤ続出、過酷を極めた昨年の「グランフォンド吉野」
では3度のパンクに見舞われながらも「サニーサイド」をはじめとする関西強豪チームの
面々を打ち負かしたらしい(ワシ的には一番驚愕)。
ロードの求道者たる由縁か。これほどヘルメットがしっくりくる方もめずらしい。
できれば24時間、睡眠時にも、かぶっていてほしいと思わせる何かがある。



〈緑ジイ〉
緑クライン→緑ジイ→小悪魔みどり君と次々と変名を繰り返す事実が物語るように
腰のすわりの悪さは天下一品。練習時や大会でも初対面の人に平気でチャプチャプ
話しかけるトーク技術はある種芸術的でさえある。ただ、どっから見てもロードに
乗りそうもないデブやジジイをロードに引きこもうとするのだけは止めて欲しい。
普通に走ればかなりの実力だが、レースへの出場は固辞。原因は不明。
口と脚のバランスの問題か。



〈Tyousan〉
科学的データに裏付けされた緻密なトレーニングにより急激に進化中。
久しく会ってないが体型が変わったらしい(緑談)。ちなみにメカニカルな知識と技術は
素人の域を超えている。兄かずてる氏も同様。2人とも恐ろしく気がよくて
面倒見がいい(性格も似ている)。先日の「はりちゅう」で「Tyousanみたいな
弟がほしいな。掃除してもらえるし」と言ったら「それはそれで大変ですよ」と
はにかむ、兄かずてる氏の笑顔が印象的だった。



〈丸福さん〉
奇才イシイ君の名著「泣いた赤マド...いや赤鬼」でも知られるように、誰からも愛される
優しい人柄には定評がある。お酒の席でも決して乱れることなく、高級フレーム乗りの
メンバーに「こけろ」「こけろ」を連呼するその姿は実に微笑ましい。
普通に走ればとんでもなく速いのに、緑ジイと同じくレースへの出場は固辞。
だが今回の「中山クリテ」は参加を決意した。本人曰く「ほめられて伸びるタイプです」との
言葉を尊重し、ここ2ヶ月ほど放任してきたが…吉と出て欲しい。



〈灰色ウサギさん〉
いわずと知れた「チーム岡山」のBR−1レーサー。美山対策で緊急開催した愛宕山練では、
カイルさんとともに持ち前の実力をいかんなく発揮。本来の主役である赤マドンを
コテンパンに千切り捨てるという快走ぶりはまだ記憶に新しい(注:この件は赤マドン所有
「うらみ手帳」に記録)。次戦の「鈴鹿」に向けてモチベーションアップ中。
いつも穏やかに笑っている。脂肪吸引を検討中とのこと。