水曜プッチ:桜坂をイケメンたちと。
5:20起床。
余り物のチョコレートを口に放り込んで出発。
4月とはいえ、まだ冷気は十分。
集合までに時間があったので旭川の桜並木を見に、
土手道を北へ向かう。
河川敷にズラリと並ぶ桜カーニバルの下品な提灯を
できる限り目に入れないよう注意しながら、桜だけに意識を集中する。
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はっきり言ってワシはバーベキューが大嫌い。
なかでも一番嫌いなのが花見のバーベキュー。
この時期、仕事場の前を流れる西川にも数多の花見連中がやってくるが
ほとんどが下品度100%のバーベキュー族。デカい声張り上げて、
エバラ焼肉のタレ「黄金」の匂いが辺りに満々で、
西川の清き流れも桜の儚げな趣きもぶち壊し。
本当に何度、バケツの水をぶちまけてやろうかと思ったことか。
あ、いつかやるかも。ほんまに。結構ギリギリ。
静かにお弁当つつきながら陰気に夜桜愉しみたい人間だっているんだよ。
それを下品なブルーシートで台無しにして。せめてゴザにしろよ、ゴザに。
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その点、朝はいい。
バーベキュー族もいないし(当たり前か)。
ひとしきり並木の桜を堪能した後は、セレブ桜坂へ。
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今朝はゼイダ、青M、山城、銀二、遠方よりRフジワラ店長、ワシの6名。
「ラジオ体操です」と念押ししていた通りゆっくりとした入り。大人です。
セレブに咲く桜を愛でながら「もう一年か」とRフジワラさんと感慨にふける。
昔は桜の季節だからといって感傷に浸ることもなかったが
ロードバイク、特に朝練を始めてからは季節の移ろいがことのほか身にしみる。
年を重ねることの儚さや過ぎ去ったものへの郷愁や切なさ。
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とはいっても急斜面に入るとキツいものはキツイ。これが現実。
生きているって感じですね。
セミウェットの下りを経て、超慎重に殺人グレーチングをクリアし、
仲良くトレイン組んでヒルクライム。
やればできる。
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あ、ココまで書いて急ぎの案件。
サクッと総括。
今日はメンバーもよろしく、なんか悪くない朝練だったなあ。
こういう瞬間、瞬間の積み重ねが小さいけれど人生の糧になる。
継続し、成長していくという、文化・文明のもっとも大切な部分が捨てられているこの時代。
だからこそ、腰を据えて守るべきものがある。
それはね。いわゆるプッチの朝の昇華した時間もその一片。
実は人にいう「価値」とは、そうしたものじゃないかと、
最近よく思うんだけど。違うかな。
真の価値とは…
カチアゲの時のウミガメの涙の中に答えがある。
そう思って明日も走るかねえ。