毎週水曜日は水色感謝デー

練習と疲労回復についていろいろな意見が出ている。
正直、プッチモニスタの平均年齢は高く、競技者としては若くはない。
ロード乗りつつ、それぞれ社会人、家庭人としての責任も担っている。


想像するに、ほとんどの人が、なけなしの睡眠時間を削りながら仕事をし、
家族の機嫌を伺いつつ、なんとかこじ開けた時間を慈しむように練習しているのが現状。
勤務体系や慣習、家族制度をはじめとするさまざまな社会的要因もあって、
今の時代は、本当に「手つかずの時間の確保」が困難になってきている。


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唐突だが…
ワシの親父は、もともと家業である船乗りをしていたのだが
40歳を過ぎてから、とんでもない裏技(コネですね)を駆使して
なんと公務員(検疫所)に転身するという荒技を披露。
息子のワシから見ても「ウソじゃろ!」みたいな変わり身の速さだった。


もちろん船舶免許を各種持っていたというスキル面も大きかったのだが
検疫所の仕事はかなり恵まれていたようで、毎日17:30にはきっちり帰宅。
なんせ17:00退所ですからね…(さすがに今は公務員天国も厳しそうだけど)


帰宅してからは、庭木の手入れをし、ゆっくり風呂につかり、テレビを見て
一杯飲んで、ハイおやすみなさい。22:00には寝とったな。


なんの未練も残さず、さっさと55歳で退職してから一切仕事もせず。
どこかの成金が月に一度船(豪華クルーザー)の管理をするだけで
結構な金をくれるという話にも「面倒くせえ」の一言で却下。
その当時は「月に1回くらい行けよ」と思ったりもしたが、
親父は「ありャ(成金のこと)、生意気なんじゃ〜」と…
年取って生意気なアホから金もらうのが親父なりにイヤだったんだろうな。


生きているときは、よく19:00くらいに電話してきて(当然仕事中)、
「もう晩飯は食うたんか?」って…「食うとるわけないじゃろ!」と毎回答えるのも
面倒くさいので、そのうちいつも「ああ、食った、食った」と答えていたのを思い出す。


でもクラスは違うだろうけど、昔の日本人は19:00には家族揃って晩飯食べていたよな。
しっかり食べて、飲んで、寝て。それが今や…便利ではあるが決して豊かではない暮らしぶり。
うかうか流されていると、どんよりメリハリのないボウフラのような生活に陥ってしまう。


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何を書いているのか分からなくなってきた。
これはあくまでの私見だが、ワシの場合、心しているのは…

1:移動時間を最小限にする(多少コストがかかっても)
2:知り合いを増やさない(異業種交流会の類いは死んでも行かない)。
3:極力電話を使わない(無駄口や愛想話がキライだから)。
4:野菜中心で腹八分目(それの方が体調がいい)。
5:取り繕わない(できないことはできないと言う)。


凡人は凡人なりに弱い心を武装して生きていくしかない。
ワシの同業者には、あまりに正面から仕事に取り組み過ぎて早死にする人が多い。
いい人と言われる人ほどそう。ただ報われないのが、その仕事の80%は
怠惰で人ごとで決定権のない担当者の尻拭い的なものばかり。
クリエイティブのクの字もない。


今の日本の異常なまでの潔癖主義と高コスト体質はその辺りにも起因していると思うが…。
生活保護の問題がいい例。法の目を巧みにくぐり抜けて甘い汁を吸う輩の多いこと。
個人ならまだしも、それを組織的に行なっている某団体の数々…。
それを監視するのにまた人を配置して、条例を作っての繰り返し。
そりゃ、原価も上がりますわな。


あ、そんなこと書いていたら今朝のこと書きそびれた。
今後、毎週水曜日は「水色感謝デー」にすることにした。
苦情は一切受け付けない。とは言っても普通に某坂を周回して、セレブカフェでお茶を飲むだけだけどね。