それぞれの春に…

花粉症に難儀している。
48年生きてきたが、こんな経験は初めてだ。
微熱が続いて鼻水はタレタレ、とにかくダルい。


昨日の朝はローラーで汗でも流せば、スッキリするかと思い、
40分ほど回して朝飯食べたら急に気持ち悪くなってそのままバタン。
幸い午前中、アポもなかったので2時間ほど寝てから仕事場へ向かった。


薬と熱のせいか寝ているときにいろんな夢を見た。
今はもういない人、久しく会っていない人、忘れていた人が脈略もなく登場してきて
目が覚めたときは、一瞬自分がどこにいて何をしているのか分からなかった。


少し寝て楽になった身体はそのままに、ぼんやり布団の中から
天井を見ていたら、こうしてボ〜と寝ている自分がなんともツマラナイ存在に
思えてきて…微熱は残っていたが一気に起き上がって行動開始。


こういう時は不思議と脳内がクリアなのかヴィジュアル系の仕事がはかどる。
やっぱりワシは「タイクツがキライです」←これどこかの仕事で使ったコピー。


今朝はギリギリまでセレブ坂に行こうかどうか思案したが止めた。
西チャレを前に、いま最もイキオイがあるであろうプッチモニスタたちに
強烈な「気」をもらいに行きたかったが自制した(どんな練習だよ)。


膝とアキレス腱は快方に向かっている。
うれしいことに今朝から左膝をまっすぐ伸ばせるようになった(2ヶ月ぶり?)。
軽めなら深く屈伸もできる。痛みも大したことはない。完治は近いぞ!


そして…4月を前に周囲も慌ただしくなっている。
出会いがあれば別れもある。人生の節目や転機を迎える人もいる。
どんなに上手に生きたつもりでも、ままならないのが人生。
逆に遠回りをしたかと思った時間や環境が本人のベースアップにつながることもある。


一見ツライなあと思える時期をどう過ごすかでその人の値打ちが決まり、人生も変わる。
調子がいいときは人間誰にも優しくなれるし、大きくも振る舞える。
でも調子がそうでもないときに同じ振る舞いができるかどうか。


数年前に取引先とのトラブルでお手上げ状態(倒産必至)になったとき(何度も書くけど)、
ワシはある意味、失意の最下点からいろんなものを客観的に見ることができた。


取引がなくなると、まったく連絡がなくなった人、有無を言わさず立ち去った人、
なかにはザマミロと思う人もいただろうが、もとはといえば、そんな付き合いしか
できていなかった自分の人間性のお粗末さ、見栄とお世辞と虚勢だけの毎日。
そうか問題の原因はすべて自分にあったんだというシンプルな結論。


あ、また話が脱線しとるな。


ひとつだけ痛感したのは、人間雌伏のときこそ、シンプルになるべきということ。
(逆に言うとそうならざる得ないのだが…)
自分ができることは何か?存在価値は?それを見極め、愚鈍と言われようがやり続けるしかない。


そうしたらひとつ目の壁は突破できる。突破できたら不思議と次のプラスのサイクルが回ってくる…。
で、これが本当のサイクルプラス!〜わははははは〜ふ〜


どっちにしても愉しみな春になってきた。
それぞれの場所で、それぞれの持ち場で皆さん頑張りましょう。