第1回ツール・ド・イシイ(激闘編)

今日の出来事はしのぶ〜やTIMEのブログに詳細に記述されている。
当然、主役はあらゆる視点から考察しても1日キャプテン&幹事を務めたイシイ君。


あえて今後は、イシイ君が絡んだ広島中央森林公園コース周回は
ツール・ド・イシイと銘打つことにする(大した理由はないがな…)。


9時に森林公園管理棟着。9時半の集合にもかかわらず、緑ジジィ、美アンキ、パン屋夫婦、LOOK586Nに
Tyousan、SLTはすでに到着。どんだけ今日という日を心待ちにしていたかが伺えるシーンだった。


とりあえず全員で受付を済まし、駐車場でおのおのの準備に入る。主役はまだ来ず。
緑ジジィ曰く「イシイ君からメールがあってさっき福山過ぎたらしいから」との報告。
だったら9時半には来るわなと全員、安堵の表情。なにせ食材も彼の手に委ねられていたからな。


で、結局、イシイ君が到着したのは9時50分…。山陽自動車道をどのように走ったら
こんな時間になるのか、一度本人に聞いてみたい。ホンマ自転車も遅いがクルマもダントツ遅いがな。
周囲から「パンクじゃったん?」「ハンガーノックか?」と的確な指摘。なぜかワシから一番遠いところに
クルマをコソッと駐車しようとしていたので、無理やり隣に持ってこさせる。


つづく


その後、イシイ君の準備にしびれを切らしたメンバーはイシイ君を駐車場に残して
全員コース内へ移動。そのあたりのメリハリは、はっきりしているな。WAVEは。


スタートラインでイシイ君抜きでとりあえず記念写真。しばらくしてイシイ君登場。
すでにそこまでの登りで顔面汗だく。相変わらず何をしゃべっているのか分からない状況。


とりあえず1周目はアップ。ゆるゆると進む。ホームストレートから1コーナーを
回って下りへ。舗装されて間もないコースは快適そのもの。ノンストレス。素晴らしい。


あまりに路面がキレイなので、ついついペースをあげがちになるが自粛。
スポーツバルムで武装したとはいえ、膝の不安は完全には消えていない。


おのおののペースで深秋の広島路を堪能する。天気も景色も申し分ないわ。
そして、スタートラインに全員が帰着。いよいよそのときは来た〜


緑ジジィVSイシイVS SLTの秋のカチアゲ対決in Hiroshima


3人の表情をチラ見する。ほのかに緊張しているよう(なんでやねん〜)。
そして、しのぶ〜のおせっかいな発声とともに、ほんまに始まったがな…ガチンコ対決…


つづく(つづかないかも)。


【1周目】
スタートのコールとともに3人は一直線にホームストレートを加速。
よくよく見るとイシイ君は上は半袖で下はレッグウォーマーといういでたち(普通逆やろ!)


1コーナーを右へ、そして左へ。ダウンヒルスペシャリスト緑ジジィがコーナーテクを
駆使して高速でラインを攻める。その様子をキャプテンKUNI以下、他メンバーは後方から凝視。
贔屓目なし、客観的に判断するに西チャレのB-2くらいのペースでは下っていたのではないか。


後で聞くにこのとき緑ジジィは下りきるまでに二人を千切り捨てる目算だったよう。
駄菓子菓子…SLTは白い歯を見せながらあくまで爽やかに、そして、驚くべきことに
どんな下りでも平地並みのスピードでしか下れない(雲海で実証済み)イシイ君も
流れに乗っているためか、うまくプチ高速ダウンヒルに付いているではないか…やるなあ〜


とはいえこのコースはノンブレーキでいかにロスなく下り、各所のプチ登りを
脚殺さずにイキオイをキープしたままクリアできるかがポイント。
下りとはいえそこそこのペースで進む3人には途中のプチ登りもかなりダメージありそう。


そうするうちに先頭を行く緑ジジィからは先頭交代を促すサイン(キツいのかな)。
しかし今回ばかりは「3人で勝負!」とのキャプテンKUNIの一声により後続は待機。
アシストしてあげたいが、あえて心を鬼にして状況を見守るの図。


後ろから見ているだけでも3人の消耗が手に取るようにわかる。成長著しいSLTも
呼吸が荒くなっている。イシイ君も肩が上下してきた。二人がタレ始めるとすかさず
キャプテンKUNIが後ろから「アレアレアレ!」の声(声でか!)。
まるでトナカイかイルカの追い込み漁を見ているようだ…。


最後の下りをヨレヨレになりながらも3人は無事、1段坂手前まで到着。
坂が始まるとそれまで後続で脚を溜めていたWAVE軍団がたまらず前へ。
3人のジャマをしないようにコース脇をすたこら登る。


そこまで必至に付いてきたSLTがここでジリジリ遅れ始める。
イシイ君は?とチラ見すると必至の形相でなんとか踏ん張っているよう。
いいぞ、ここまで来たら、とりあえず展望台までがんばれ!
そこまで行けたら2周目で必ずチャンスは巡ってくると心のエールを送る。


が2段目になってチラ見したらもうおらんがな!なんでここで切れるねん?
3段坂でこだまする緑ジジィの勝利の雄叫び。アッパレ48歳。
「何のためにLOOKを買うんですかね〜」と全方向からさんざんな言い方を
されながらもきちんと結果を残すあたりはさすがだ(さすがか?)


しかし…前々から感じていることだがイシイ君の千切れっぷりの良さは極端すぎる。
後ろでがんばっとるなと思っても5秒経つと必ず消えている(蜃気楼か)。


【総括】
事実上の勝負はここで決着。ホームストレートには7人ほどの集団が再形成される。
膝の調子も悪くなかったので、2周目は最初からペースアップ。路面のグリップがいいので
ストレスなくコーナーに入れる。下りの中盤あたりだったか…
horiさんが「ちょっとだけ前行かせてもらっていいですか」の声。
「どうぞ、どうぞ」と先頭を交代。結構なスピードでコーナーを攻めるhoriさん。
もともと登りも強いし、下りもかなり行ける。同じ46歳、強敵かも。


しばらくしてまた先頭を交代。そのままフェンストンネルを過ぎ、最後のダウンヒル
ちょっと攻めてみて一段、二段、三段坂へ。展望台の登りに差し掛かると後方から
カチャンというチェーン落ちの音。「うわっぁ〜」と緑ジジィ?の絶叫。
すかさずTIMEが「シマノのチェーンが落ちた!カンパは大丈夫!わ〜い、わ〜い〜」
みたいな無邪気な歓声があがる。


展望台を上りきって下り基調の長いストレート、その時点で後ろをチラ見すると
付いてきたのはTIMEのみ。そのまま最後のZ坂、ホームストレートを
秋の陽射しを浴びながら気持ちよくゴール。
せっかくなのでゴールでバンザイ(一回くらいリアルでしてみたいねえ〜)


Photograph by TIME


最後はキャプテンKUNIに追い立てられ例の絶叫を繰り返しながら
ホームストレートでイシイ君懸命のゴールスプリント…。
屈強な牢番人にもてあそばれる名もなき奴隷みたいだった。


【リザルト】

1位:緑ジジィ
2位:SLT
3位:イシイ


こうして「第1回ツール・ド・イシイ」は無事終了した。
差し出がましいが登り、下り、平地とバランスのいい緑ジジィは
意外や「何のために買うんでしょうねLOOK」が来たら結構行くかもよ。


SLTは大阪仕込のボケで結構、ジジィをイラつかせる何かを持っている。
緑ジジィの渾身の下りを「あ、あそこは自分のペースで行きました」って…
渾身の下り=自分のペースって言われた日にゃ。緑ジジィの缶ビール持つ手が
カタカタ震えとったな。


イシイ君に関しては、普通に走れば普通に速いんだから普通に走れって!
あといがんだヘルメットとサングラスをまっすぐしなさい。
あとで聞いたらアームウォーマーも片方しかなかったらしい…。
でも幹事さん、ありがとう。楽しい一日だったねえ。


あ、ダウンヒルの名手、緑ジジィに下りをほめられたのはリアルに
うれしかったかも。自分でも1年前と全然スピードが違うのが実感できた。
乗ってりゃ、いいこともあるね。