オバンの恋話

地獄の取材&撮影ウィークがとりあえず終わりを迎えようとしている。
今日も某高等学校理事長の取材&撮影を終え、いま無事に帰社。
しかし、本番の作業はこれから…。膨大な取材メモと撮影データとうず高く
積み上げた資料を前に呆然と立ち尽くすワシがいた(なんかイシイ君っぽいな)。


どこから手をつけていいのか…。昨夜は脳が放熱状態でまったく制御不能となる。
そんなときはとりあえず酒だ。廃墟を彷徨うゾンビのようにオバンのいるお好み焼きへ突入。


生ビールと冷奴でヒートした脳をやさしく冷やす。オバンが酒を欲しがるので
ボトルの焼酎をついであげる。壁に吊ったTVからは、安っぽい芸人たちが死刑並みのバラエティー
ラクタのような音声と画像が場末の店内に交錯する。


島風豚玉をオーダー。オバンは今日も饒舌。昨夜は44歳で死んだ亭主の夢を見たそうだ。
「夢の中で迫られて…ワタシ困ったわ」だって。本来なら死ね死ね光線のタイミングだか後家のオバンを
攻撃してもなんの実りもない。それどころか予想外のオバンの恋話に心がほぐれたのか
「ええ夢じゃったんじゃな」と笑顔で応えるの図。オバン曰く「今でも亭主を愛している」のだそうだ。
ふ〜身も心も枯れるような下町人情酒場の夜だったなああ。


で「津黒」は出られそう。わ〜い。なんとかやり繰りできた。よほどの大トラブルがない限り、大丈夫だ。
冗談抜きに過酷なコース、灼熱の気温(最高気温36℃だって)、不摂生の一週間と障害は多い。
でも初めてのコースなのでかなり期待度は高い(タイヤを換えるべきか迷っているが)。


とりあえず当日は朝一番にスタートだな。昼までには帰りたいなあ。