2009ヒルクライムin大山当日

大会前後にはいろいろな出会いやエピソードがあったのだが、とりあえず大会の速報。
会場到着は午前8時、気温は10℃くらいか。かなり肌寒い。大山の雄姿を見上げると
山腹にかかる雲が穏やかに流れ、時折晴れ間がのぞく絶好のコンディション。
まずはこの快晴の下、走れることをお天道様に感謝する。
ちなみに朝食は
●チョコクリームパン1個
白バラコーヒー牛乳(大山きたらコレです)
●森永ジャンボプリン
●森永ミルクキャラメル1個
飯南ヒルクライムの失敗(下手なアップで自滅)を経て、今回初導入したのがこれ。

ローディなら当たり前だろうが、今までそんな当たり前のことをしてこなかった自分が恥ずかしい。
軽めに10分、そこそこのケイデンスで10分、ダウン5分。
のんびりやっていたら、あっという間に10時過ぎ。あわててローラーを片付け会場へ。
米子の先輩、岡山の後輩、緑クラインさんやIさんなどWAVEメンバーと会話しながら時間を待つ。
15分前にスタート位置に。ゼッケン1番なので真ん中の一列目。こういうときは必ず周りが
みんな速そうに見えて緊張するが、そこは年の功なのであえてゆっくり余裕でドリンクなど飲む。
ちなみにワシがエントリーしたエキスパートクラスは18名が一番最初に一斉スタートする。
気温が低いので屈伸を繰り返し、丹田に意識を集中しながら10時半にいよいよスタート!!
とりあえず序盤は平坦基調なので様子を見ながら・・・と思っていたら、いきなりのハイペース。
ボントレガーホイールがきしむようなペースで集団が進む。あとで聞いたら京都から来たという
高校生数名が先頭5〜6人で固め、猛然と引いている。荒れたそれもクルマ一台分の農道を38〜40km…。
ちょっとしたパリ・ルーべ状態。付くべきかマイペースか一瞬迷いながらも序盤は行けるところまで行こうと
思いつつ、落ち着け、落ち着けと頭をクールにしていたら、どんどん集団が中切れしていく…。
やばいと思って、脚を使って前へ出るが最初の登り(3kmくらいか)でちぎれてしまう(チ〜ン)。
その時点で5〜6番手くらいだったか。そこからは一度、冷静になって上がりっぱなしの心拍を落とし、
脚の乳酸の具合を見計らいながら、大山ガーデンプライスまでの7kmを自分のペースで上り続ける。
そこからが、いよいよ大山ゴルフへの本格的な山岳コース。ここでたれると前半の貯金をすべて使い果たしてしまう。
と思っていたら一人、また一人とクライマーが追い抜いていく。一瞬心が折れそうな状況の中、
二人目の方をチラ見するとなんといつもブログを拝見している大阪の強豪クライマー・テツさんじゃないか!!
実はこのお方、先日の試走では42分台で登られたとブログに書かれていたはず…。
「付いていくしかない。もうワシには、それしかない」。ワシの昨年のタイムは49分28秒。
レベルから考えると、無謀としかいいようがないが、ここでタレたらまた負け犬じゃと必死に気持ちに点火。
昨年一番きつかった大山ゴルフ前を通過、テツさんはかなり前方だが視界には捉えている。
ゼッタイに後ろだけは見ない。前方に大山、みるくの里までのRを無事クリア。まだいける。脚はある。
最後、左車線から右車線へスタッフの方の誘導を合図にラストスパート。T字まで一気のダンシング。
落車に細心の注意を払いながら、いったん下ってロッジへゴール!!
ゴール後、クールダウンしながらあわててサイコンを確認する。
■タイム:42分15秒(おそらくこれくらいだと思う)
■平均速度:20.2km/h
となると
■タイム:2008年 49分28秒→2009年 42分15秒(7分強短縮!わ〜い)
 
ゴール後、テツさんにお礼がてらご挨拶。想像通りのナイスガイ。登りの強さ以上に心根のやさしいヒルクライマーだった。
その上、テツさんが岡山の師匠と慕うお方は、かつてワシが勤めていた会社のグループ会社のお方。
そのお師匠さんにもご挨拶。再会を懐かしんだ…。あと他の方から聞いたのだがトップは京都の「北桑田高校」という
自転車の強豪校の学生さんでインターハイのポイントレースで優勝したメンバーだとのこと。そりゃ速いわなあ。
この大会では、いろんな出会いがあった。また折々書こうと思うが、とりあえず自分なりには満足できる内容だった。
正直、44分、あわよくば43分台くらいは…とひそかに思っていたのが42分台。
いつも練習でもんでくれるチームWAVEの皆さん、店長、緑クラインご夫妻、米子の先輩、後輩、
今回初対面のテツさん、会場でお声いただいた皆さん、そしてCさん。
ありがとうございました。赤マドンは、もっともっと乗りますよ。アタックかけますよ。