サティのジムノペディ

昨日はレギュラーの病院取材&撮影。今回は肝臓の専門医の先生だった。
肝臓に関しては親父の件もあるので、かなりの知識は有しているのだが
せっかくだから最新の治療法について突っ込んで聞いてみた(仕事です)。


一番驚いたのは抗ウィルス剤の主力であるインターフェロンの研究が進み、
20年前まではヒトケタの完治率だったものが、現在ではなんと80%が完治するとのこと。
つまりは体内からB型やC型といった肝炎ウィルスが100%消え去るらしい。


周知の通り、肝炎ウィルスは25〜30年後には確実に肝硬変→肝がんへと移行する。
うちの親父もC型肝炎と診断されてからきっちり30年で肝臓がんを発病した。
世代がひとつ違っていれば肝炎も治っていたのかなと思うと
不思議な気分になったな(長生きすりゃいいってもんでもないが…)。


ちなみに肝臓がんの主原因はウィルスで現在では約80%くらい。
駄菓子菓子…ここ数年はその比率が下がり、ウィルス以外の原因が増えているらしい。


まだデータ集積が定かでなく、確実なことは明言できないらしいが
専門医の間でがんの原因として認識されつつあるのが「酸化ストレス」。
過度の運動や運動不足、偏った食事、喫煙などの不健康な生活習慣が悪いそうだ…(当たり前か)。


話は変わって…
今日は、昼前に取引先の社長のお父様の葬儀に参列。
喪主挨拶の後に生ピアノでエリック・サティジムノペディが演奏されたのには驚いた。
あんな風に故人を送るのもありか…。イマドキの葬儀ってすごい…


ワシだったらどんな曲にするか、ちょっと考えたなあ。